産後の肥立ちが悪い症状や意味とは?期間はどのくらい?
産後の肥立ちが悪い症状とはどんなものなのでしょうか。
妊娠中・出産後の女性の身体にはいろいろな症状が現れます。
そして、特に出産後というのは身体が妊娠前の元の状態に戻ろうとする作用と、出産時の疲労などがいろいろと重なりさらなる症状が現れますよね。
そんな症状が不調という形で現れることを「産後の肥立ち」といわれています。
産後の肥立ちというのはいろいろな症状がありますが、
- ではどのような症状が現れるのでしょうか?
- そして、そんな症状の期間はどのくらい続くのでしょうか?
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産後の肥立ちが悪い症状とは?
産後の肥立ちという言葉はよく聞きますが、産後の肥立ちが悪いとどのような症状が起こってしまうのか詳しく知る人は少ないと思います。
では実際にどのような症状が起こりうるのか見てみましょう。
子宮復古不全
まずは子宮復古不全。
子宮は出産後元の大きさに戻ろうとしますが、なかなか元に戻らずにいつまでも悪露が続くことを言います。
悪露が続くと、感染などの恐れがあります。
産褥熱・乳腺炎
産褥熱は、子宮や参道から細菌が入り込み高熱が続くことを言い、ひどいときには39℃以上にもなることもあります。
乳腺炎は、母乳を十分に出さないために入選内に母乳がたまり、さらには何らかの原因で乳腺で感染を起こして乳腺炎になることがあります。
産後うつ
そして精神面でよくみられるのが産後うつ。
産後はホルモンのバランスも崩れがち、さらに産後の育児や家事でのストレスで産後うつに陥ることがあります。
このほかにも尿漏れや腰痛なども産後の肥立ちが悪いことが原因で起こりうる症状なので注意が必要です。
産後の肥立ちの意味とは?
もともと産後の肥立ちというのは、出産後のママが体重を元に戻すことを言いました。
昔は栄養状態がよくなかったので、産後のママは出産や育児の疲労から痩せてしまう人が多かったそうです。
その為、出産後、妊娠前の体重・体型・体力を元に戻すための期間を「産後の肥立ち」といったようです。
しかし、今は産後に栄養不足で痩せてしまうという人は少なくなり、産後の肥立ちとは言わずに「産褥期」という方が多いようです。
産後の肥立ちの期間はどのくらい?
産後の肥立ちというのは、身体が妊娠前の状態に戻るまでの期間のことを言います。
身体が妊娠前の状態に戻るまでの期間の一つの目安として、悪露が収まり、産院での一か月検診で特に異常がないということが確認できる頃が言えるといえます。
悪露が完全に収まるまで、もちろん個人差がありますがだいたい1か月くらい。
それから一か月検診で産院の先生に状態を見てもらうので、それ以降だいたい産後6~8か月くらいまでだといわれています。
もちろん個人差がありますので、6~8か月が過ぎればよいというわけではなく、自分の体調を見て少しずつ生活を元に戻していくといいでしょう。
まとめ
産後というのは、まだ体調や体自身も妊娠・出産の疲れが残っているので、安静にして元に戻すことが大切となります。
しかし、産後安静にといっても実際には赤ちゃんの育児や家事などでゆっくりとしていることができる人は少ないと思います。
どうしても無理をしてしまい産後の肥立ちが悪くなってしまうというママも少なくありません。
ただ、産後の肥立ちが悪くなる症状というのは人それぞれで、産後うつや産褥熱、腰痛、乳腺炎など様々な症状が見られます。
昔は産後栄養をしっかりと取ることがままならずに痩せてしまい、最悪の場合死に至ってしまうという人も少なくなかったようです。
今ではそういうことはほとんどありませんが、それだけ産後の肥立ちの期間は大切だということです。
どうしても無理をしがちな産後の肥立ちですが、なるべく無理をせずに周りの助けを得たりして早く脱したいですね。
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